ステンレス包丁を鏡面仕上げにしてから刃を落として研ぎ直してみました

こんにちは。バードふじやまです。なかなか鳥見に行けない日々が続いてます(涙)。

なので、今回も包丁再生プロジェクト第2弾です(笑)。包丁はゾーリンゲンのHERDER&CO.の刻印が入った刃渡り17.5㎝のステンレス製の小ぶりの牛刀で同じく刃渡り24cmの牛刀とセットの包丁です。おそらく20年ぐらい前にギフトで選んだような気がするのでゾーリンゲンといってもグラインダーの研磨跡が大々的についてる安物ですね(笑)。

画像はクリックすると拡大します。

包丁再生プロジェクト第2弾

再生前の状態

十数年の間、完全自己流のいいかげんな研ぎ方をしていたので切刃がぼやけて波打ってます(笑)。今回は完全を期すため大きく波打ってる所まで刃全体を落としました。最初に寸法を測り忘れたのですが、たぶん5-6㎜削ったと思います(汗)。

刃を落としてみると製造過程のグラインダーのヘアラインや後からついた傷が気になったので急遽鏡面仕上げにすることにしました(笑)。

鏡面仕上げ

【2021年2月4日加筆修正】

傷を消し鏡面仕上げにするため#320の耐水ペーパーから順に番手を上げていったのでHERDER&CO.の刻印はすぐに消えてなくなりました(笑)。

一度は仕上げたものの、切っ先から7-8㎝までのラインがストレートすぎるのに気付き再度刃を落としてRを付け直すことになり最終的に刃渡りは17.5㎝から16.8㎝と7㎜程短くなりました。また、仕上げにルーターと青棒で研磨した鏡面の粗が目立つのでこちらもやり直したりと散々な結果でした。調べたりツールの手配もあって完成まで2.5週間かかりました(涙)。

紆余曲折、試行錯誤の末、鏡面仕上げは手仕上げが最強でした(笑)。耐水ペーパーの#320から#2000まで順に番手を上げルーターとピカールネリでさらに研磨、仕上げは順にピカールネリ、ピカール液、最後に青棒を液状にしてハンドワークで仕上げました。それでも粗は見えるので既製品のようにはいかないです(涙)。

再生前と比べると切っ先側にRがついて、取りきれない傷が残っているものの大きく波打ってる所までしっかり削ったので切刃も綺麗にでました。柄の境目の処理がイマイチなのは見なかったことにして下さい(笑)。

こちらはセットの24㎝の方であまり使ってないので綺麗で、且つ、良く切れます。流石ゾーリンゲン(笑)。なので切れ味が悪くなったら研ぎ直す程度にして傷が目立つようになったら鏡面仕上げを検討します。小さい方も最初はこうだったんですね(笑)。

新たに用意した物

新たにキングデラックスの荒砥ぎ用(#300)と中研ぎ用(#1000)の砥石をAmazonで購入しました。

包丁再生プロジェクトはまだ続きます(笑)。

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